Facility detailリニア・ロボスピン

リニア・ロボスピン

産業技術総合研究所との共同開発による、異形断面形状が成形できるスピニング加工機です。加工ローラをリニアモーターで駆動し、素材に加える加工力が高速で制御できます。主軸にサーボモーターを採用し、主軸の回転角に合わせて加工ローラを動かせます。以上により楕円・偏心・多角形など様々な異形断面形状の成形を実現しました。

力制御スピニング

加工ローラの押し付け力を一定に保ち、素材を金型に押し付けます。一方、回転軸と平行な方向には、加工ローラを一定速度で送り制御します。ローラは金型の形状に倣って動き、素材を型に密着させます。その結果、金型と同じ異形断面形状の製品を作ることができます。
「リニア・ロボスピン」ではローラをリニアモーターで駆動しています。ローラが金型の形状にすばやく追従し、成形時間を短縮できます。また吸引力相殺型リニアモータで推力増加と摩擦力低減を両立させました。

同期スピニング

ローラをワークの回転角と同期して制御します。主軸にサーボモータを採用しているため、ワークの回転角とローラの位置を同時に指定することができます。ローラとワークの接触点に作りたい断面形状を描かせて、所望の異形断面形状を成形します。この方法はパイプの成形に特に有効です。また、同期スピニングと力制御スピニングを組み合わせて、段階的に成形しにくい形状や材質にも対応できます。

サイズ
W:2875mm L:1820mm H:1895mm